JOC竹田会長、退任不回避に

[ 2019年3月16日 05:30 ]

日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長西海健太郎・東京写真部)
Photo By スポニチ

 20年東京五輪の招致疑惑を巡って、フランス司法当局から贈賄容疑で捜査されている日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(71)の退任が避けられない情勢となっていることが15日、分かった。関係者によれば、起訴の可能性が高いと見る国際オリンピック委員会(IOC)が早期退任を促し、JOC会長だけでなく、IOC委員も退くことを検討する必要があるとの見解も示しているという。竹田氏は潔白を主張しているが、IOCは6、7月のJOC役員改選での続投はリスクが大きいとして、今月中にも退任が必要ではないかとの意見という。

 竹田氏は01年から会長を務め現在10期目。役員改選に向け「選任時70歳未満」の定年規定の改定が検討されるなど当初は続投が確実視されていたが、ガバナンス(組織統治)強化の流れから多選を批判する向きもあった。退任不可避の竹田氏の後任候補として、柔道五輪金メダリストの山下泰裕・JOC選手強化本部長を推す動きも出ている。19日にはJOCの理事会がある。

続きを表示

2019年3月16日のニュース