陵侑、今季12勝目で歴代3位タイ 残り3戦で最多15勝狙えるぞ

[ 2019年3月16日 05:30 ]

ノルディックスキー・ W杯ジャンプ男子個人第25戦 ( 2019年3月14日    ノルウェー・トロンヘイム )

12勝目を挙げた小林陵侑(共同)
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 前戦で日本人初のW杯個人総合優勝を決めた小林陵侑(22=土屋ホーム)が141メートル、141・5メートルの合計298・4点で今季12勝目を挙げた。W杯男子のシーズン12勝はプレブツ(スロベニア=15勝)、シュリーレンツァウアー(オーストリア=13勝)、アホネン(フィンランド=12勝)に次いで史上4人目、歴代3位タイの記録となった。

 ただ一人、2本ともヒルサイズを越える大ジャンプで圧勝。3位だった12日の第24戦後に「トロンヘイムは飛べる気がする」と話していた小林陵は「根拠なしには僕、そういうことは言わないので」とニヤリと笑った。

 2本目の前に暫定首位に立っていたのは、リレハンメルに本拠を置き、この日で引退する30歳のスティエルネン(ノルウェー)。地元観客は“有終の美”を期待したが、欧州勢以外で初の個人総合王者は「引退する選手に負けたくない」と貫禄を示した。優勝は2月17日の第22戦以来約1カ月ぶりながら、その後の世界選手権で勝てなかったこともあり、「半年ぶりみたいな感じがする」と小林陵。「もうプレッシャーはない。世界選手権も終わったので」と、すがすがしい表情だった。

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