バックスが“NBA史上最大”の逆転劇 前半20点差をつけられながら15点差でヒートに勝利

[ 2019年3月16日 15:03 ]

リチャードソンのシュートをブロックするアデトクンボ(AP)
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 NBAは15日に各地で8試合を行い、東地区全体1位のバックスが敵地マイアミで同8位のヒートを113―98(前半42―62)で下して52勝17敗。前半で20点差をつけられながら、第3Qを37―18、第4Qを34―18として試合をひっくり返し、同2位ラプターズとのゲーム差を「3」に広げた。

 ヤニス・アデトクンボ(24)は33得点、16リバウンド、9アシスト、3ブロックショット、クリス・ミドルトン(27)は21得点、8アシストをマーク。前半で20点以上のビハインドとなりながらバックスが試合に勝ったのは、1977年2月18日のニックス戦(52―72→124―123)以来、通算102回で2回目となった。ロードでは過去77戦全敗。“V率”が0%の状態で後半を迎えていたが、瞬く間に点差を縮めて劇的な勝利を収めた。

 NBAで前半20点以上の差をつけられながら、15点差以上で勝ったのはバックスが史上初めて。この日は歴史に残る大逆転となった。

 ヒートは32勝36敗。前半で20点以上リードしたホームゲームでは過去51戦全勝だったが、この日は悪夢のような後半となった。

 レイカーズは敵地デトロイトでピストンズに97―111(前半40―46)で敗れて31勝38敗。レブロン・ジェームズ(34)は休養で欠場した。

 レイカーズはここ8戦では7敗目。西地区全体8位のクリッパーズとは8・5ゲーム差となり、プレーオフ進出がきわめて難しくなってきた。

 東地区全体6位のピストンズは35勝33敗。アンドレ・ドラモンド(25)が19得点と23リバウンドを稼ぎ、3試合ぶりに白星を挙げた。

 なおニックスに勝った西地区全体6位のスパーズは7連勝。キングスを下した76ersは3連勝を飾り、東地区全体でペイサーズと同率ながら4位から3位に浮上した。

 <その他の結果>

*76ers(44勝25敗)123―114キングス(33勝35敗)
ホーネッツ(31勝37敗)116―110*ウィザーズ(29勝40敗)
トレイルブレイザーズ(42勝26敗)122―110*ペリカンズ(30勝41敗)
*スパーズ(40勝29敗)109―83ニックス(13勝56敗)
*ロケッツ(43勝26敗)108―102サンズ(16勝54敗)
*クリッパーズ(40勝30敗)128―121ブルズ(19勝51敗)
 *はホームチーム

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