荒磯親方 NHK大相撲中継で初解説も「緊張。全然ダメ」 弟弟子・高安の相撲絶賛

[ 2019年3月16日 19:51 ]

大相撲春場所7日目 ( 2019年3月16日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲7日目>NHK の解説を務める荒磯親方(撮影・岩崎 哲也)
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 元横綱・稀勢の里の荒磯親方(32)が、NHKの大相撲中継で初めて解説を務めた。十両の取組で西花道の場内警備を担当し、幕内の取組からスーツで放送席に座った。取組前には自身の現役時代を振り返る映像についてコメント。取組が始まると「現役中には言えなかった」という各力士の特徴を細やかに説明した。解説を終えた荒磯親方は「緊張しました。全然ダメ。次は自然体でやれれば」と話した。

 この日は弟弟子の大関・高安が1敗を守った。新三役の北勝富士の右おっつけに苦しみながらも、粘った末に右をねじ込み、かいなを返して後ろ向きにして送り出した。荒磯親方はその相撲を絶賛した。

 「どうしちゃったんだろう。人が変わったみたい」と前置きした上で「あれが横綱、大関の相撲。圧力のある力士に我慢がちしたのは自信を持っていい。あれを極めていけばいい。あれは運じゃない。実力一番強いと思う」と話した。

 全勝の白鵬、逸ノ城との1差を守り、優勝争いに食らいついている高安に、荒磯親方は大きな期待を寄せる。「千秋楽も、その次の日も忙しくしてほしい。万歳もやってみたいよ」。荒磯親方が現役時代に優勝した時は、兄弟子の西岩親方(元関脇・若の里)が万歳の際に音頭を取った。今度は弟弟子のために、自分が音頭を取れる日が来ることを願っている。

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2019年3月16日のニュース