スノボ平野、“スケボー”本格参戦 日本男子2人目の夏冬五輪出場へ

[ 2019年3月7日 05:30 ]

日本オープン・パーク大会(16日)

日本オープンでスケートボードに挑戦する平野
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 スノーボードのハーフパイプ男子で冬季五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢(20=木下グループ)が、来年の東京五輪の追加種目スケートボードの強化候補選手選考会を兼ねる16日の日本オープン・パーク大会(藤沢市鵠沼海浜公園スケートパーク)に出場する見通しとなった。東京五輪で日本の出場枠は男女各「3」。強化候補選手に入れば五輪出場権の懸かる世界選手権などの参加に道が開ける。

 実家がスケートボードパーク施設を運営していた影響で、平野は4歳の頃にスノーボードとともにスケートボードを開始。オフシーズンの練習の一環としても採用してきた。昨年11月に「五輪の正式種目となった以上はスルーするわけにはいかない」と表明した。

 夏と冬の五輪に出場すれば日本人男子では青戸慎司(陸上短距離とボブスレー)に続き2人目。男女合わせても5人目の快挙となる。スノーボードのライバルである平昌五輪金メダルのショーン・ホワイト(32=米国)も挑戦する意向を示しており、東京で再び両雄が激突する可能性も出てきた。

 《スケートボード・パーク競技》 大きな皿や深いおわんをいくつも組み合わせたような、複雑な形をした窪地状のコースでキッカー(ジャンプ台)を使った空中技などを競う。コース取りやトリックの順番、種類は自由。採点はトリックの難易度や完成度、オリジナリティー、スピードに加えて、全体の流れやダイナミックさ、安定感、浮遊感なども考慮して総合的に評価して数値化する。

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