大迫傑 初の棄権も心身ともダメージなし「挫折していたりとかではない」

[ 2019年3月7日 16:59 ]

1億円の目録を手にする大迫
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 3日の東京マラソンで途中棄権した大迫傑(27=ナイキ)が4日、東京都内で取材に応じ「(マラソンの)ダメージはないです。今度は万全な状態で頑張りたい」と9月の五輪代表選考会へ意欲を示した。

 大迫は29キロ付近で寒さのためにレースをストップしたが、その前から止めようと思っていたといい「救護所がなかったり、人が多いなというところで行ってしまった」と理由を説明した。

 途中棄権を心配する声も多かったというが「皆さんが思っているようにすごく打ちひしがれていたり、挫折していたりとかではない。過去にもリタイアすることは陸上人生で多々あった。それと同じです」と冷静に受け止めている。

 9月の選考会への暑熱対策については未定としながらも「練習再開した中で、日本での調整もあるかもしれない」とホクレンディスタンス(7月、北海道)などへの出場の可能性にも言及した。

 大迫は同日、昨年10月のシカゴマラソンで2時間5分50秒の日本新記録樹立に対する1億円の褒賞金贈呈式に出席。日本実業団連合の西川晃一郎会長から1億円の目録を手渡されると「使い道は決めていないが、頂いたからにはMGCを狙っていく」と意気込んでいた。

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2019年3月7日のニュース