サンウルブズ 敵地で初の白星、NZ強豪チーフスに快勝

[ 2019年3月3日 05:30 ]

チーフス戦で先制トライを決めるサンウルブズ・松橋(AP)
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 スーパーラグビー(SR)のサンウルブズは2日、ニュージーランドの強豪チーフスと敵地ハミルトンで対戦し、30―15で今季初勝利を飾った。フランカーの松橋周平(25=リコー)が前半2分に先制トライを挙げるなど、序盤から主導権を掌握。16年の参戦以来4年目で初の敵地での白星を記録した。次戦は9日に敵地でブルースと対戦する。

 サンウルブズが、大きな前進を果たした。過去に2連覇の経験もある強豪チーフスから挙げた今季3戦目での初勝利は、参入4年目で初のアウェー戦白星。ハンセン・ヘッドコーチ代行は「努力を誇りに思う。信念を持って戦っていた」と称え、リトル共同主将は「日本のラグビーのレベルは上がっている。速いラグビーをしたのがよかった」と満足感を漂わせた。

 序盤からフルスロットルで攻め続けた。前半2分には中央突破から松橋が先制トライ。勢いのまま、前半で20点差をつけた。「うちは最初の20分の入りを大事にした。そこで相手がミスをすることが多く、いい重圧をかけていた」と松橋。両膝、腰の手術から復活した男にとっては、W杯出場へのアピールにもなった。FW戦でも当たり負けせず、プロップ山下は「相手にしたいことをさせなかった」と強調した。国内で合宿を続けるW杯日本代表候補にとっても大きな刺激となる、記念すべき1勝。ラグビー王国ニュージーランドで確かな足跡を残した。

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