加藤 女子単世界切符獲った、美誠ら“黄金世代”に負けん

[ 2019年3月3日 05:30 ]

卓球 ジャパン・トップ12大会第1日 ( 2019年3月2日    宮城・カメイアリーナ仙台 )

卓球世界選手権への出場が決まり、笑顔の加藤と森薗(撮影・吉田 剛)
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 世界選手権個人戦(4月21日開幕、ハンガリー・ブダペスト)の代表選考会を兼ねて行われ、女子は加藤美優(19=日本ペイントホールディングス)が制し、17年大会に続いてシングルスの代表に決まった。男子は森薗政崇(23=岡山)がシングルスで初めて世界切符を獲得。3日は男女各5人の代表がトーナメントを戦う。

 開き直りが世界への道を切り開いた。早田との準決勝、加藤は最終第7ゲームで5―10とマッチポイントを握られ、絶体絶命の大ピンチに。「やっぱりダメだな」。諦めに似た気持ちが湧き上がると同時に、力みは消えた。「力を抜いて思い切り打てた」。大逆転で進撃すると、決勝で森を破って涙。「3、4日前にぎっくり背中になった」と明かし、「(優勝は)信じられない」と振り返った。

 伊藤、平野、早田の“黄金世代”の1学年上の19歳。「年上の選手も若い子が出てきて諦めそうになっているかもしれないけど、自分の勝利はエールになったと思う」。世界選手権は17年に16強と健闘。大舞台の前に、3日は優勝賞金300万円をかけて代表5人のトーナメントに挑む。4月14日が20歳の誕生日。「いいプレゼントを自分に買いたい。ティファニーの鍵のネックレスとかジミーチュウのヒールにも憧れがあるし…」と笑った。

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2019年3月3日のニュース