ジャンプ女子団体 日本は6位、沙羅「世界の壁感じた」

[ 2019年2月28日 05:30 ]

ノルディックスキー 世界選手権第7日 ( 2019年2月26日    オーストリア・ゼーフェルト )

2回目の飛躍を終えた高梨
Photo By 共同

 ジャンプ女子団体(ヒルサイズ=HS109メートル)が初めて行われ、伊藤有希(土屋ホーム)岩渕香里(北野建設)丸山希(明大)高梨沙羅(クラレ)の日本は合計806・1点で6位だった。距離女子10キロクラシカルの石田正子(JR北海道)は28分55秒5で26位、滝沢こずえ(フォーカスシステムズク)は54位だった。

 日本の1回目で、起爆剤として1番手に起用された伊藤が追い風の影響もあって飛距離を伸ばせず、92メートルの4位。続く岩渕はK点(99メートル)のはるか手前の88メートルにとどまり頼みのアンカー高梨は101メートルまで伸ばしたが着地が乱れて得点をそれほど上積みできなかった。1回目を終えて6位。この時点で表彰台の可能性はほぼなくなり、結局、一度もメダル圏内に入れないまま試合を終えた。十分な働きができなかった高梨は「世界のレベルの高さというか、壁を感じた」と嘆いた。

 今季のW杯団体2戦は3位と4位が1度ずつ。4人の力がかみ合えば、表彰台に立つ力はあるはずだが、記念すべき世界選手権初実施の団体では、最初に狂ったリズムを立て直せなかった。

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2019年2月28日のニュース