錦織 10大会ぶり2回戦敗退、格下相手にサーブで苦戦

[ 2019年2月28日 05:30 ]

男子テニス ドバイ選手権 ( 2019年2月27日    UAE・ドバイ )

フベルト・フルカチュにポイントを奪われ悔しがる錦織
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 第1シードで世界ランキング6位の錦織圭(29=日清食品)は同77位のフベルト・フルカチュ(22=ポーランド)にフルセットで敗れた。第1セットは終盤に2度のブレークを許して5―7で落とし、1―1で迎えた最終セットも先にブレークされて2―6で失った。2回戦敗退は昨年8月のウエスタン・アンド・サザン・オープン(米国)以来、10大会ぶりだった。

 錦織のプレーは終始安定しなかった。第1サーブのトスがばらつき、第1セットの成功率はわずか38%。初対戦のフルカチュの強打にも対応できず、ミスショットを連発した。1メートル96の長身から時に220キロを超える相手のサーブに苦しみ「簡単ではなかった」という気まぐれなドバイの風にも悩まされた。

 第2セットはラリー戦で粘り強くつないで奪い返したが、第3セット第4ゲームで先にブレークを許すと盛り返せず、「完璧なプレーはできなかった」と力なく言った。今季は出場3大会でいずれも8強以上に進出。今大会で優勝すれば自己最高タイの世界ランク4位に復帰していたが1回戦でシード選手4人が敗退した波乱の流れにのみ込まれた。

 右手首負傷による長期離脱から復帰して2季目は各国の若手が台頭。「何かを修正しないといけない」。今季最初のマスターズ大会となるBNPパリバ・オープン(3月7日開幕、米国)へ、ねじを巻き直せるか。

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