高安 29歳の誕生日 20代最後の1年の目標は「優勝」「横綱昇進」

[ 2019年2月28日 17:15 ]

パクっと誕生日ケーキを食べる高安(撮影・平嶋 理子)  
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 大相撲の大関・高安が28日、29歳の誕生日を迎え、20代最後の1年の目標に「優勝」「横綱昇進」を掲げた。兵庫県尼崎市の園田競馬場内にある田子ノ浦部屋での稽古を終えた後、報道陣からバースデーケーキを送られると「老い先長いわけじゃない。この1年、勝負を懸けて、しっかり花を咲かせたい」と意気込み、29歳のうちにやっておきたいことについて「優勝と番付を上げること。全力を注いで濃い1年間にしたい」と言い切った。

 朝稽古では前日に続き、荒磯親方(元横綱・稀勢の里)と連続して相撲を取る三番稽古を行った。40分近く2人で土俵を占拠し、番数は27番に及んだ。中盤に9連敗するなど9勝18敗に終わったが、「前に攻めようと思った。立ち合いの当たり、当たってからの体の寄せ方を意識した。(荒磯親方に)上手を取られると動けなくなるが、それでも前に行く姿勢を崩さなかったので、いい稽古になった」と納得の内容となった。

 前日の稽古後に高安にがむしゃらさを求めた荒磯親方も「非常に良かった。昨日より今日の方が強かった。はまると力が出る」と前への意識を強めた弟弟子を評価した。その上で「もっと強いと思えばいい。相手をけん制するようなことはいらない。体を預けていくことを伸ばしていければ安定感が出る」とアドバイスを送った。

 この日の「そのだけいば」5レースは「祝大関高安関お誕生日記念」の冠がついた協賛競走として行われ、高安も視察した。初めて生で競馬を見たのは園田競馬場に来てから。「同じ勝具事だし、勉強して相撲に生かしたい」と話していた通り、真剣なまなざしでレースを見つめた。

 なお、レースの結果は4番人気のアルファミルキーが1着で、5番人気のハマオリが2着に入った。白鵬、鶴竜の2横綱に続く大関陣は3番手から5番手の存在だけに、4番人気の勝利は高安にとっては験ののいい結果となった!?

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2019年2月28日のニュース