服部勇馬、日本人14年ぶりV「35キロ以降の課題を克服できた」福岡国際マラソン

[ 2018年12月2日 14:17 ]

福岡国際マラソン ( 2018年12月2日    福岡市・平和台陸上競技場発着42・195キロ )

<福岡国際マラソン>優勝しガッツポーズしながらゴールする服部(撮影・岡田 丈靖)
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 20年東京五輪代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」選考会を兼ねた、福岡国際マラソンは2日、福岡市内の平和台陸上競技場発着で行われ、服部勇馬(25=トヨタ自動車)が日本歴代8位の2時間7分27秒(速報値)で優勝し、MGC出場権を獲得した。フルマラソン4回目の服部は自己ベスト(2時間9分46秒)を大幅に更新し、04年大会を制した尾方剛(中国電力)以来、14年ぶりの日本人Vとなった。

 前日本記録保持者の設楽悠太(26=ホンダ)は2時間10分25秒(同)で4位、4月のボストンマラソンを制した公務員ランナー・川内優輝(31=埼玉県庁)は2時間12分3秒(同)で10位だった。また、2時間10分42秒で6位の山岸宏貴(25=GMO)、2時間10分54秒で7位の福田穣(27=西鉄)もMGC出場を獲得した。

 30キロ付近、先頭集団は8人に。その後、ペースが上がって設楽、園田隼(29=黒崎播磨)らが遅れ、服部、イエマネ・ツェガエ (33=エチオピア)、アマヌエル・メセル(27=エリトリア)の3人に。36キロ過ぎに服部が抜け出し、そのままゴールテープを切った。

 優勝インタビューで、服部は「いつも35キロ過ぎで失速していたので、それを克服できてうれしい。目標としていたタイムとほぼ同じだったのでうれしいのと同時に練習の成果が出たと思う。32キロ以降、余裕があったら行こうと思っていたので想定通りでした」と声を弾ませていた。

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