錦織 フェデラー討ちから一転…0―6、1―6でまさかの完敗

[ 2018年11月14日 05:30 ]

男子テニス 日東電工ATPファイナル第3日 ( 2018年11月13日    ロンドン )

アンダーソン戦で自らのショットに納得いかない表情を見せる錦織(AP)
Photo By AP

 シングルスの1次リーグB組第2戦で世界ランキング9位の錦織圭(28=日清食品)は、同6位のケビン・アンダーソン(32=南アフリカ)にわずか1ゲームしか奪えず0―6、1―6で敗れた。開始から11ゲームを連取され、ロジャー・フェデラー(37=スイス)を破った初戦の余韻も消えた。1勝1敗となり、15日の世界8位のドミニク・ティエム(25=オーストリア)との最終戦に準決勝進出を懸ける。

 観客席から大きなため息が漏れ、コートの中心では錦織もため息をついていた。天を仰ぎ、首を振り、薄笑いさえ浮かんだ。時速220キロの強烈なサーブを誇る身長2メートル3のアンダーソンに手も足も出なかった。完全に歯車の狂ったまま、64分であっという間に試合は終わった。

 アンダーソンとはウィーンで負け、パリでは勝ち、これが3大会連続の対戦だった。1次リーグ初戦はともに勝利を挙げた者同士。ところが一方的な試合となった。錦織は序盤から第1サーブの確率が上がらず、第1セット終盤まで30%台に低迷。そこで第2サーブを積極的に叩いてきたアンダーソンに押され、ストロークでも、特にフォアハンドでミスが相次ぐ悪循環。しまいにはボールに入るフットワークさえ乱れてしまうほどだった。

 なすすべなくアンダーソンの連続ゲームが増えていき、第1セット後のトイレットブレークも切り替えにはならなかった。ついには11ゲームを連取された。第2セット第6ゲームで錦織はようやくキープに成功したが、時すでに遅しだった。

 フェデラー戦後に「内容は正直良くなかった」「ベストではなかった」と語っていたが、不安が全て噴出した。初戦の金星から一転して、準決勝進出にも黄信号。もし2勝1敗、もしくは1勝2敗で3人が並んだ場合はセット数、ゲーム数で優劣をつけるため、この日の敗戦は大きく響く。最終戦のティエム戦は勝利を求められる一戦となる。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「貴乃花」特集記事

2018年11月14日のニュース