元高校横綱の狼雅が2連勝!4つの言語を操る逸材、初土俵で躍進

[ 2018年11月14日 12:51 ]

大相撲九州場所4日目 ( 2018年11月14日    福岡国際センター )

 4つの言語を操る逸材が前相撲で2連勝を飾った。モンゴル出身の元高校横綱、鳥取城北高から入門したアマルトゥブシン・アマルナサー改め狼雅(19=二子山部屋)が、埼玉栄高の下村(18=境川部屋)を右差しから寄り倒した。

 狼雅によると、母の実家はモンゴルに接するロシア国内の「トワ」地方。モンゴルの首都、ウランバートルまでは「デコボコで、危ない」という道路を使って車で2日かかるという。現在はモンゴル語、ロシア語、トワ語、日本語の4言語を話す。

 この日は師匠の二子山親方(元大関・雅山)が土俵下で審判を務め、「目の前だった。緊張した」と、勝ってほっとしていた。

 今春高校を卒業もビザ取得の関係で、この九州場所が初土俵。昨夏の高校総体決勝で、朝青龍のおい、ビャンバスレン(現在の幕下・豊昇龍)に勝ち、外国出身として初の高校横綱になっている。

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2018年11月14日のニュース