初日から3連敗の稀勢の里、14日も出場へ 田子ノ浦親方「まだまだできると思う」

[ 2018年11月14日 07:16 ]

部屋で記者の質問に答える田子ノ浦親方(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 大相撲九州場所で初日から3連敗を喫した横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)が4日目の14日も出場することになった。師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)がこの日朝、福岡県大野城市の田子ノ浦部屋で「出るということです」と明かした。

 出場するかどうかについては、昨夜、稀勢の里と話し合ったそうで「自分としては弟子を信じるしかない。まだまだできると思うので」と巻き返しを期待した。

 初日から横綱らしからぬ敗戦が続き、ケガを抱えている可能性もあるが「本人は言わない。そんなことを言ったら相手にも失礼。取れる状況だから上がると思う」と説明。「本人は“頑張ります”と。自信を持っていくしかない。頑張ると言っている以上は、背中を押すしかない」と出場への理解を示した。

 同親方は会場の福岡国際センターでも報道陣に対応。「自信を持って相撲をとることが、一番(大事)。自分から攻めて」と話した。

 白鵬、鶴竜の2横綱の休場により、自身初の一人横綱で迎えた稀勢の里は、3日目の平幕・北勝富士戦で2日連続の金星を配給するなど、初日から3連敗と精彩を欠く相撲が続いている。15日制となった1949年夏場所以降、横綱が初日から3連敗したのは7度目だが、4日目に出場するのは、88年秋場所の大乃国以来となる。

続きを表示

2018年11月14日のニュース