アジア大会男子マラソンで井上大仁が優勝 日本勢では32年ぶりの金メダル

[ 2018年8月25日 10:25 ]

ジャカルタ・アジア大会 男子マラソン ( 2018年8月25日 )

アジア大会男子マラソン、両手を広げて1位でゴールする井上大仁(AP)
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 ジャカルタ・アジア大会は25日から陸上競技が始まり、その最初の種目となった男子マラソンは井上大仁(25=MHPS)が1986年のソウル大会の中山竹通以来、32年ぶりの優勝を果たした。

 気温26度の午前6時にスタート。ジャカルタ市内の周回コースを21選手が走り抜けた。日本勢は序盤から遅いペースの中で先頭集団を走り、今年の東京マラソンで日本歴代4位の2時間6分54秒をマークしていた井上が健闘。37キロを過ぎて、2014年のアジア大会1万メートルで金メダルを獲得しているエルハッサン・エラバッシ(34=バーレーン)と競り合いを演じたが、スタジアム内でのラスト100メートルで振り切って2時間18分22秒で優勝した。

 日本勢のこの種目での優勝は、1986年のソウル大会の中山竹通以来、32年ぶり。今年の別府大分毎日マラソンで2位となっていた園田隼(29=黒崎播磨)は4位となった。

 ▼井上大仁の話 相手が想定より速く、最後まで我慢して走った。勝負に勝てたこと、偉大な先輩たちの後を追い、ここまで来られたことが今後のプラスになる。

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