トランプ大統領が再びＮＦＬを批判　今度はテレビ局　国歌斉唱をオンエアしないとは何事だ！

再びＮＦＬを批判したトランプ大統領（ＡＰ）
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　米トランプ大統領は２４日、ウエスト・バージニア州での政治集会でＮＦＬについて言及。ＡＰ通信によれば「みんな想像できるかい？彼らは国歌斉唱を放送しないんだ。あれでいいのか？」と語って、ＮＦＬの放送権を持っているテレビ４局のうち、ＣＢＳとＥＳＰＮの２局を名指しで批判した。

　トランプ大統領は昨年、国歌斉唱時に膝をついて抗議する選手たちとそのチームを批判。膝をついた選手たちの本来の意図は、警官に射殺される黒人が続出したことに対する人権問題への抗議だったが、同大統領は「国家に貢献している兵士への冒とく行為だ」として、批判のツイートを繰り返した。

　ＣＢＳもＥＳＰＮも国歌斉唱の場面を放送するのはスーパーボウルなどの大一番のみ。レギュラーシーズンやプレシーズンの試合ではそもそもオンエアしていないが、トランプ大統領は「ＮＦＬは何をやっているんだ？解決の糸口さえ見つけられないのか？ならばまたひどいことになるぞ。彼らは国歌斉唱を放送しないことが賢明だと思っている。ではＣＢＳとＥＳＰＮの視聴者諸君、せいぜい番組を楽しんでくれ」と集会への出席者に語りかけた。

　ＮＦＬのオーナー側は今年５月、「国歌斉唱の際に膝をついてはいけない。その行為をするならロッカールームで待機すること」という通達を出したが、選手会は拒否。現在、まだ協議が続けられている。