関東学連監督会、日大との試合拒否解除は第三者委など対応見て判断

[ 2018年5月30日 21:09 ]

関東学生アメリカンフットボール1部リーグ・臨時監督会に臨む各大学アメフト部監督ら(撮影・村上 大輔)
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 日大アメリカンフットボール部の守備選手による悪質な反則問題で、関東学生アメリカンフットボール連盟所属の1部リーグ監督会は30日、都内で臨時会議を行い、29日に同連盟の臨時理事会が下した日大への処分を受けて対応を協議。会議後の会見では、日大が設置する第三者委員会の再発防止策など学内の対応を待ってから試合拒否の解除をするか検討すると発表した。

 監督会は24日に日大の指導体制や再発防止策が納得いくものでなければ、8月下旬開幕予定の秋の公式戦で対戦を拒否する方針を固めていた。

 前日29日の臨時理事会で内田正人前監督(62)と井上奨前コーチ(30)を永久追放に相当する「除名」処分とすることを発表した。守備を統括する立場だった森琢ヘッドコーチは除名に次いで重い「資格剥奪」、危険なタックルをした宮川泰介選手(20)とチームに対しては条件付きで今季の公式試合の出場資格停止処分を科すことを決めた。

 この日の会見には日大以外の代表者16人が出席。規律委員会による調査内容を「非常に踏み込んで判断していたのが評価できるが、日大の第三者委員会、日大内の対応を待ってから今後について検討する」とした。また、日大に進路が確定している高校生については「救済措置を検討する」と説明した。

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