錦織　“天敵”ペールを“無敵”クレーで迎撃

男子テニスの錦織圭
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　テニスの全仏オープンで、錦織圭（２８＝日清食品）はきょう３０日に予定されている男子シングルス２回戦で世界５１位のブノワ・ペール（２９＝フランス）と対戦する。まさかの初戦敗退となった１５年全米オープンで敗れた“天敵”。クレーでは２戦全勝というコートとの相性の良さを生かして臨む。

　ペールは１５年全米オープンに加え、同年の楽天ジャパン・オープン準決勝でも敗れ、連覇を阻まれた相手だ。直近の対戦は１６年バルセロナ・オープンで錦織が雪辱しているが、通算成績は３勝２敗と拮抗（きっこう）している。ツアートップクラスのバックハンドの破壊力に、強引なドロップショットなど定石にないプレーが持ち味。錦織も１回戦後の会見では「ペールが勝ち上がってくると厳しい戦いになる」と警戒していた。

　２９日には予定していた練習時間に雨が降り、途中で中断となった。予測不能なペールのプレー同様、パリの空模様も気がかり。ただ、クレーでは錦織の２勝０敗、ハードでは１勝２敗。今回は赤土での対戦とあって“地の利”を生かしたいところだ。