愛、日本人初の連覇!観戦母に「一番のプレゼント」今季3勝目

[ 2018年5月14日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ほけんの窓口レディース最終日 ( 2018年5月13日    福岡市 福岡CC和白C=6292ヤード、パー72 )

大会2連覇を果たし、キャディーと抱き合う鈴木
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 昨季賞金女王の鈴木愛(24=セールスフォース)が、通算8アンダーで初日からの首位を守り大会連覇を果たした。菊地絵理香(29=オンワードホールディングス)、アン・ソンジュ(30=韓国)と並び首位で迎えた18番でバーディーを奪い、逃げ切った。鈴木は今季3勝目、ツアー通算8勝目となった。

 鈴木は雨中のプレーを「今までで一番苦しいラウンドだった」と振り返った。一時は菊地に逆転され、再び菊地らと首位に並び迎えた18番パー5で勝負をかけた。ピンまで83ヤードの第3打をウエッジ(54度)で手前1メートルにつける。「この距離は昨日、夕方までずっと練習していた。これを外すと勝つチャンスはないと思った」。芯でボールをヒットして真ん中からカップイン。自信に満ちたパットで接戦に終止符を打った。

 砲台グリーンが多いコースでショートゲームがさえた。「2日目までにチップインが4回あった。オフにショートゲームを猛練習した成果が出た」。米ツアー制覇も見据えたアプローチ強化が奏功し、14、15年のイ・ボミ以来、日本人では初の大会連覇となった。

 この日は母の日。コースを歩いて応援した母・美江さん(47)は「何も買ってほしいものはないが優勝が一番のプレゼント」と喜んだ。目標にしていた今季3勝を早くも達成。獲得賞金は7000万円を超えた。「次は全米女子オープン(31日〜6月3日)が目標。体調を整えトップ10入りしたい」。米メジャー戦も鈴木が心の強さをぶつける。

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2018年5月14日のニュース