塩原温泉湯けむりマラソン 男子・高津戸、女子・黒沢が初V

[ 2018年5月14日 05:30 ]

女子10キロ総合優勝の黒沢夏楠(左)と、男子10キロ総合優勝の高津戸拓実(右)
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 スポニチ創刊70周年記念第41回塩原温泉湯けむりマラソン全国大会(スポニチ後援)は13日、栃木県那須塩原市の塩原温泉街で1361人がエントリーして行われた。10キロ総合の男子は高津戸拓実(29)が32分8秒で、同女子は黒沢夏楠(26)が36分47秒で、それぞれ初優勝を果たしスポニチ盾が贈られた。

 男子10キロ総合は、高津戸が20代最後のレースを優勝で締めくくった。初参加のレースで「思っていたよりも後半の上りがきつかった」と振り返るも終始、前は譲らなかった。高校から陸上を始め大学は白鴎大へ進学したが、所属したのは女子駅伝部のマネジャー。「卒業してからまた自分で走りたくなった」と社会人になってから競技を再開した。市民ランナーとして6月末の栃木県選手権で上位入賞し、関東選手権への出場を狙う。「この優勝から調子を上げていきたい」と次戦を見据えた。

 女子10キロ総合は双子ランナーがワンツーフィニッシュを決めた。「姉(莉楠)は最大のライバル。勝ててうれしかった」と妹の夏楠は喜んだ。「長い距離が得意」と語るように、茨城大時代は1万メートルなどの長距離が専門。先月に行われたかすみがうらマラソン(スポニチ主催)ではフルマラソンの部で準優勝した。現在は会社で事務職をしながら月に300キロほどを走り込んでいる。「優勝と36分台の目標をどちらも達成できて本当にうれしい。今日は2人でしっかり温泉に漬かって疲れを癒やしたい」と笑顔を見せた。

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2018年5月14日のニュース