貴ノ岩２連勝　自身も取り戻し「そんなに悪くはなかったと思います」

　大相撲の夏場所は１４日、東京・両国国技館で２日目が行われ、元横綱・日馬富士から暴行を受け九州場所、初場所を休場し、春場所から復帰していた貴ノ岩（２８＝貴乃花部屋）が朝弁慶を下して２連勝した。

　土俵際に押し込まれながらもうまく回り込んで最後は下手投げで粘り勝ち。「危なかったですね。まわしを取ろうと思って…。最後はいっぱいいっぱいでした。でもいっぱいいっぱいじゃダメですね」と反省しきり。

　暴行事件のケガから復帰した３月の春場所は、８勝７敗で勝ち越し。それでも、場所後の春巡業は心的外傷ストレス障害、左足関節症で休場を余儀なくされた。巡業で関取衆との稽古ができず、本場所を迎えたが「（きょうは）立ち合いでそんなに下がらなかったから。当たりの強い相手だったけど、そんなに悪くはなかったと思います」と徐々に自信も取り戻し始めているようだ。