NBAの東地区決勝がスタート セルティクスがキャバリアーズに圧勝

[ 2018年5月14日 07:55 ]

ジェームズとマッチアップしたセルティクスのモリス(左=AP)
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 NBA東地区全体2位のセルティクスは13日(日本時間14日)、地元ボストンで地区決勝シリーズの初戦に臨み、4位のキャバリアーズに108―83(前半61―35)で快勝。カイリー・アービング(26)とゴードン・ヘイワード(28)の新戦力を故障で欠く布陣ながら、4年連続のファイナル進出を目指すキャバリアーズを寄せ付けずに先勝した。

 ブラッド・スティーブンス監督(41)はセンターのアロン・べインズ(31)に代わって、フォワードのマーカス・モリス(28)を先発で起用。キャバリアーズのレブロン・ジェームズ(33)とマッチアップしたモリスは好守両面で活躍し、34分の出場で21得点と10リバウンドを稼いで指揮官の期待に応えた。

 2季目のジェイレン・ブラウン(21)が3本の3点シュートなどでチーム最多の23得点を挙げれば、先発センターとなったアル・ホーフォード(31)も20得点をマーク。7試合連続で20得点以上を記録していた新人のジェイソン・テータム(20)は16得点にとどまったが、第1Qで36―18と圧倒すると、前半で26点差をつけて地元ファンを歓喜させた。

 キャバリアーズは放った最初の14本の3点シュートがすべて外れるなど、地区準決勝(対ラプターズ)から中5日と休養たっぷりで迎えた試合とは思えぬ精彩を欠いた内容。第3Q終了時点では14点にまで点差を縮めたが、第4Qに入ると開始1分で連続7失点を喫するなどで追撃するチャンスを築けなかった。

 モリスの密着マークを受けたジェームズは36分出場しながらフィールドゴール(FG)は16本中5本しか決まらず、5本の3点シュートはすべてリングに嫌われた。

 今ポストシーズンでは過去11試合ですべてチームの得点リーダーとなって平均34・4得点を挙げていたが、敵地ボストンでの初戦では15得点と不調。ターンオーバーも7回犯し、28点差に広がった第4Qの4分51秒、早々とベンチに退いた。

 前半での26点差はプレーオフでは自身ワースト(通算229試合目)となる最大点差。第2戦でどのように修正してくるのかが注目されるところだ。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=セルティクス(51・2%)、キャバリアーズ(36・0%)

 ▼3点シュート成功率=セルティクス(36・7%)、キャバリアーズ(15・4%)

 ▼FT成功率=セルティクス(84・6%)、キャバリアーズ(85・0%)

 ▼リバウンド=セルティクス(48)、キャバリアーズ(40)

 ▼アシスト=セルティクス(27)、キャバリアーズ(18)

 ▼ターンオーバー=セルティクス(11)、キャバリアーズ(10)

 ▼速攻ポイント=セルティクス(11)、キャバリアーズ(7)

 ▼ペイント内ポイント=セルティクス(60)、キャバリアーズ(38)

 ▼ベンチスコア=セルティクス(20)、キャバリアーズ(37)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=ブラウン(セルティクス=23)、ラブ(キャバリアーズ=17)

 ▼チーム最多リバウンド=モリス(セルティクス=10)、ラブ(キャバリアーズ=8)

 ▼チーム最多アシスト=ロジアー(セルティクス=8)、ジェームズ(9=キャバリアーズ)

 <東地区決勝日程>

 ▼第2戦(15日=ボストン)

 ▼第3戦(19日=クリーブランド)

 ▼第4戦(21日=クリーブランド)

 ▼第5戦(23日=ボストン)

 ▼第6戦(25日=クリーブランド)

 ▼第7戦(27日=ボストン)

 *日付は米国時間

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