渋々出場の池が男子初V、アジア大会へ スケボー日本選手権

[ 2018年5月14日 05:30 ]

男子優勝の池慧野巨(左)と女子優勝の伊佐風椰
Photo By 共同

 20年東京五輪の新種目として実施されるスケートボードの日本選手権は13日、東京都足立区のムラサキパーク東京で五輪種目のストリートが行われた。男子は池慧野巨(けやき、17)が234点、女子は伊佐風椰(かや、16)が155点でそれぞれ初優勝。代表選考を兼ねていた今夏のジャカルタ・アジア大会の切符も手にした。20日は同じく五輪種目のパークが行われる。

 渋々の出場が堂々の優勝に変わった。スケートボードは今年度からナショナルチームが始動。第1弾強化指定選手の選考条件は今大会の上位4人だった。「おとんが4位に入ってこいと。俺は嫌やと」。池にとってアジア大会は「どういうのか知らん」、強化指定選手も「(合宿などで)大阪からこっちに来るのが面倒くさい」と興味なし。

 ざっくばらんな17歳が父・建徳さんに促されてエントリーしたのは、本来の締め切りの翌日だった。海外で活躍する堀米雄斗や池田大亮は不在だったが、出たら出たで結局優勝。「せっかく出るなら日本のスケートボードを見せつけたい」とアジア大会にも興味は湧いてきた。

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