中央学院大ゴルフ部、コンペしながら“インターンシップ”、業界活性化狙う

[ 2017年12月30日 05:30 ]

中央学院大ゴルフ部と日立システムズが行ったコンペ
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 ゴルフ界へ新風?―全国で屈指の強豪、中央学院大ゴルフ部(千葉)と福利厚生が目的で創部された日立システムズ(本社・東京)のゴルフ部がこのほど、レイクウッド総成カントリークラブ(千葉)でユニークなゴルフイベントを実施した。

 各組に中央学院大のゴルフ部員と日立システムズのゴルフ部員、さらに日立システムズの一般ゴルファーを組み入れたコンペ。参加した学生ゴルファーにとっては、就活とは異なり、得意のゴルフをプレーしながら社会人と触れ合う“インターンシップ”の経験ができるとあって、同ゴルフ部の河内(こうち)監督は「プロになって稼げる子供はほんの一握り。ゴルフに理解ある企業にこういった形で子供たちが出合うことで、将来に対する考え方はもちろんだけれど、今まで以上にプレーでも頑張れる心を養えたのでは。ほかの大学にも広げたい」と手応えを口にする。

 一方、コンペを企画した日立システムズゴルフ部の小沼副部長は「我々は弱小ゴルフ部ですが、ほかとは違うやり方でレベルアップを模索していたら、中央学院大の監督が快く受け入れてくれたので実現しました。一般社員にもゴルフ部の活動を知ってもらういい機会になりました」と、してやったりの笑顔。さらに会場を提供した同コースの加瀬支配人は「ゴルフ場にとっても面白い企画でした。こんな形の場を提供できたことで、ゴルフ場の利用目的が広がれば我々もうれしいですね」と満足げ。今回は40人規模のコンペだったが、年代を超え一緒にプレーが可能なゴルフが軸となって大学ゴルフ部、社会人ゴルフ部、ゴルフ場の三位一体イベントが低迷するゴルフ界に新たな刺激となるかもしれない。

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2017年12月30日のニュース