石見智翠館 FW戦で難敵下した 得意モールから5トライ

[ 2017年12月30日 12:50 ]

第97回全国高校ラグビー第3日・2回戦   石見智翠館43―33常翔学園 ( 2017年12月30日    東大阪市・花園ラグビー場 )

<石見智翠館・常翔学園>常翔学園を破り、喜ぶ石見智翠館フィフティーン
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 第97回全国高校ラグビー大会(大阪府東大阪市・花園ラグビー場)第3日が30日に行われており、2回戦にシード校が登場した。Bシード石見智翠館(島根)が、学校初のシード漏れをした常翔学園(大阪第3)に43―33で勝利した。

 モールの智翠館、展開の常翔という持ち味がはっきりとしたトライの応酬。10点差で勝利したとはいえ、安藤哲治監督(44)はグッタリとした表情で引き上げてきた。

 「疲れました。フォワード戦でなんとかもぎ取りました」

 後半21分に最大12点差を追いつかれる苦しい展開。それを脱したのやはりモール。後半24分に5メートルラックからモールを形成して押し切り、同27分もラインアウトから塊になって15メートルの電車道をつくった。計7トライ中5本がラインアウトからのモールや、モールが起点のアタックだった。

 敵将の野上友一監督(59)は「あれだけ1パターンに押されたらどうにもならない。点は取れている。ディフェンスをなんとかせなあかん」と、脱帽気味だった。

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2017年12月30日のニュース