東海大仰星 怪物Jrの河瀬が3トライ 親子2代の全国Vへ好発進

[ 2017年12月30日 14:20 ]

第97回全国高校ラグビー第3日・2回戦   東海大仰星57―12熊本西 ( 2017年12月30日    東大阪市・花園ラグビー場 )

<東海大仰星・熊本西>前半、軽快なステップで前進する東海大仰星・河瀬
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 昨大会準優勝の東海大仰星(大阪第2)が貫禄発進だ。熊本西を相手に9トライを奪う猛攻。3回戦に駒を進めた。

 チームを加速させたのは、高校日本代表候補のWTB河瀬諒介(3年)だ。前半1分、ハーフウエー付近右隅でボールを受けると、グングン加速。約50メートルを走りきり、先制トライを奪った。圧巻は同20分だ。相手ウィングを体当たりで吹き飛ばし、右ライン際を快走。再び独走トライを奪い、試合の主導権を握った。

 花園で自身初となる3トライの活躍に、河瀬は「初戦で緊張しましたが、いい形でトライを取ることができました」と胸を張った。湯浅大智監督は「体を当てにいくようになったし、思いきりのいいランニングが特徴」と成長を認めた。

 親子2代で日本一に挑む。父・泰治さん(摂南大監督)は大工大高(現・常翔学園)時代の第57回大会(77年度)で全国優勝を成し遂げた。大会直前、その父から「最後だから頑張れよ」とゲキを受けたという。父は明大でプレーし、日本代表でも活躍。河瀬は卒業後、早大に進学する予定だ。高校、大学と父のライバル校へ進むことになるが、その前に親子2代での花園制覇を目指す。

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2017年12月30日のニュース