クビトバが復帰戦白星、第1シードのケルバー敗れる 奈良逆転勝ち

[ 2017年5月28日 21:22 ]

ガッツポーズするクビトバ
Photo By AP

 テニスの四大大会第2戦の全仏オープンは28日、パリのローランギャロスで開幕した。シングルス1回戦が始まり、女子で昨年12月に強盗に襲われて利き手の左手に重傷を負った2011年と14年ウィンブルドン選手権女王のペトラ・クビトバ(チェコ)がジュリア・ボザラップ(米国)を6―3、6―2で下し、復帰戦を白星で飾った。

 世界ランキング1位のアンゲリク・ケルバー(ドイツ)はエカテリーナ・マカロワ(ロシア)に2―6、2―6で敗れた。第1シードの1回戦敗退は同種目で史上初。奈良くるみ(安藤証券)はアマンダ・アニシモバ(米国)と対戦し、3―6、7―5、6―4で逆転勝ちし4年連続の初戦突破を果たした。で

 大会は6月11日まで行われ、男子で第8シードの錦織圭(日清食品)は30日の1回戦に登場する予定。

 ▼クビトバ 特別な試合だった。センターコートの歓迎がうれしかった。難しい時間を支えてくれた家族、チームのみんなの前でプレーできて本当にうれしかった。プレーしていても腕の感覚は問題なかった。ドクターとは痛みが出たらすぐにプレーを止めると約束していたので、そうならなくてよかった(笑い)。

 ▼ケルバー クレーではいい感覚がなくて、うまく動けない。いつも少し違う感じで難しい。第1セットも第2セットもチャンスはあったと思うがそれを生かせなかった。芝シーズンに向けてどんな準備が必要かじっくり考えたい。

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2017年5月28日のニュース