ボミ逆転Vへ 憧れの藍思い浮かべ今季自己ベスト

[ 2017年5月28日 05:30 ]

女子ゴルフツアー リゾートトラストレディース第2日

イ・ボミは10番ティーショットを打ち終え打球を見つめる
Photo By スポニチ

 3年連続賞金女王を目指すイ・ボミ(28=韓国)が“藍チャージ”で急浮上した。72位から出て、7バーディー、1ボギーの今季自己ベストの66をマーク。理想という宮里藍(31=サントリー)の引退報道に接して奮起し、3打差9位の逆転圏内につけた。全美貞(34=韓国)が65を出し、通算7アンダーで首位に並んだ。

 大好きな人を思い、回った結果、ボミが逆転圏内に飛び込んできた。インから出て、10、11番でそれぞれ4メートルを入れて連続バーディー。16番パー3では7Iで2メートルに付けてスコアを伸ばすなど、アイアンショットが復調。今季自己ベストの66で首位と3打差に浮上した。

 「今日は藍ちゃんのことがずっと頭にあった。いい選手でいい人。ああいう人になりたいと思ったのが藍ちゃんですから」

 最初に宮里を意識したのは高校生のころ。スイングなどを参考にしていたが実際に会うと人柄にも引かれた。前週の中京テレビ・ブリヂストンレディースでは2人が写ったポスターにサインをしてもらい、2日目まで同組でプレーした。その時に「引退はどうしますか?」と聞くと「もう1年頑張るよ」との返事をもらい、この日が来ることは覚悟していたという。

 宮里が出場する予定のサントリー・レディース(6月8日開幕)で「藍ちゃんにボミのいいプレーを見せたい」と話した。その前に、今季初勝利を挙げれば最高の再会となる。

続きを表示

2017年5月28日のニュース