師匠・宮城野親方も白鵬に太鼓判「昔のいい時に戻っている」

[ 2017年5月28日 09:00 ]

大相撲夏場所14日目 ( 2017年5月27日    両国国技館 )

優勝を決めどや顔する白鵬
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 白鵬の師匠・宮城野親方(元幕内・竹葉山)は弟子の意識の変化を感じ取っていた。長く優勝から遠ざかる間は場所中に部屋へ戻ることは少なかったが、今場所は「必ず部屋に戻ってくる」という。優勝に王手をかけた13日目も取組後は部屋に戻り、食後に1時間マッサージをして帰宅。「酒飲まん方が調子いいのは本人も分かってる。おいしい美酒を飲むまで我慢してるんじゃないか」。賜杯を見据えて健康管理を徹底。「食べ物も気をつけながら」臨んでいた。

 春場所で途中休場した横綱には「下半身の強化をした方がいい」と指摘した。白鵬は4月、モンゴルに帰り、軍隊が行う筋トレを導入。100キロ以上の弟子を背負いスクワット、稽古後も四股、体幹強化に励んだ。師匠は「今までやってなかったことに気がついたんじゃない。体のバランスが良くなってきた」と言う。心身を磨き直して賜杯奪還。「1年賜杯から遠ざかって、いい勉強になったと思うよ。昔のいい時に戻っている」。最強横綱が見事に復権を果たした。

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2017年5月28日のニュース