ジョコ撃破のイストミン 快進撃止まる、ディミトロフに屈し8強ならず

[ 2017年1月23日 20:18 ]

全豪オープン第8日 ( 2017年1月23日    メルボルン )

全豪オープン男子シングルス4回戦でグリゴル・ディミトロフ(左)に敗れたデニス・イストミン
Photo By 共同

 男子シングルス2回戦でジョコビッチ(セルビア)から大金星を挙げた世界117位のデニス・イストミン(30=ウズベキスタン)の快進撃が終わりを告げた。4回戦で世界15位のグリゴル・ディミトロフ(25=ブルガリア)に6―2、6―7、2―6、1―6で敗れ、4大大会で初めてのベスト8進出はならなかった。

 「第2セットの終盤から右のヒップに痛みが出た。アンラッキーだった」。第1セットを幸先よく取ったものの、第2セットは徐々にミスが増え、タイブレークで落とした。メディカルタイムアウトを取って右臀部の治療を受けたものの、動きは100%には戻らなかった。

 元世界33位のイストミンは、今大会はアジア・パシフィック予選を勝ち抜いて出場権を勝ち取った。2回戦でジョコビッチをフルセットで破ると、3回戦もフルセットマッチを勝ち抜いた。ジュニア時代に交通事故にあって2年間のブランクがあり、「事故の影響で疲労の回復に時間がかかるんだ」という肉体はついに悲鳴を上げた。それでも「今大会の結果には満足している。ケガのない状態をキープして、いいテニスを見せ続けたい」と大いに自信をつけた様子だった。

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2017年1月23日のニュース