20歳の新星・星野 日本勢トップの6位「上出来のスタート」

[ 2017年1月23日 05:30 ]

男子ゴルフツアーSMBCシンガポール・オープン最終日 ( 2017年1月22日    シンガポール セントーサ・ゴルフクラブ=7398ヤード、パー71 )

6番でバーディーパットを決めガッツポーズの星野陸也
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 順延された第3ラウンドの残りと最終ラウンドが行われ、6バーディー、2ボギーの67で回った星野陸也(20=フリー)が小平智(27=Admiral)らとともに通算7アンダー、277で6位に入った。谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)は通算6アンダーでアダム・スコット(36=オーストラリア)と並ぶ9位。昨年国内シニアツアー賞金王のプラヤド・マークセン(50=タイ)が通算9アンダーで2季ぶりの通算6勝目を飾った。

 プロとして初の海外試合で、昨年12月の最終予選会をトップ通過した20歳の新星・星野が躍進した。第1日の54位から徐々に順位を押し上げた。最終ラウンドは前半の16番から3連続バーディー。風が強まった後半は3番で1打目を左の木に当てるミスをしながらも20メートルをねじ込みスコアを伸ばした。バーディーは6つを数え、67はこの日のベストスコア。日本勢トップの6位に「大事な場面での小技を磨けば上に行ける。上出来のスタート」と自信を得た様子だった。

 昨年12月には同じマネジメント会社の先輩・石川遼と沖縄合宿を行った。1メートル86の長身を生かした飛距離が武器。昨年9月のダイヤモンドカップでは4日目に316ヤードを記録するなど平均飛距離1位でドライビングディスタンス賞に輝いた。石川は「どうやったらあんなに飛ぶのか教えてほしいくらい」と“弟分”をベタ褒め。母校・水城高で昨年3月に廃部となったゴルフ部を率いた石井貢監督には「俺が育てた最後の逸材」と言わしめた。今年から本格的にツアー参戦となる星野の目標は「米ツアーに出て、20代のうちにマスターズ上位」。期待の星がまずは大きな一歩を刻んだ。

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2017年1月23日のニュース