遼 5差5位後退も逆転V手土産だ!26日に熊本訪問

[ 2016年9月4日 05:30 ]

5番 ラフから第2打を放つ石川遼

フジサンケイ・クラシック第3日

(9月3日 山梨県富士河口湖町 富士桜カントリー倶楽部=7524ヤード、パー71))
 3位から出た石川遼(24=CASIO)は5バーディー、6ボギーの72とスコアを落とし首位と5打差の5位に後退した。ショットが乱れてピンチの連続だったが、チップインバーディーを2度決めるなどショートゲームでしのいで優勝圏内に踏みとどまった。最終日は逆転での大会3勝目、自身初2週連続優勝を狙う。趙ミンギュ(28=韓国)が通算8アンダーで単独首位に立った。

 石川は上がり2ホールで連続ボギーを叩いた。17番はティーショットを右に曲げてOBとし、2メートルのパットを入れてダブルボギーを逃れるのが精いっぱい。18番も第1打を右のバンカーに入れた。

 「16番から体力的にきつかった。一回(スコアを)落としてはい上がってきて体力、精神力を使い果たした。クラブが重く感じた」とラウンド後は疲労感をにじませた。

 それでも優勝圏内に踏みとどまることができたのはアプローチがさえたからだ。6番、14番ではグリーン奥からSWでチップインバーディー。3番では左足下がりの難しいライから30センチに寄せて伸ばした。

 腰痛で離脱中はフルショットの練習量を制限されたためアプローチ練習に時間を割いた。単純なメニューは飽きるため「1球ごとにフェースの何番目の溝に当てるか意識しながら打つ練習を始めた」。ゲーム感覚の練習で寄せの精度を上げた。

 首位とは5打差あるが優勝を諦めるつもりはない。ANAオープン(15日開幕、北海道)出場後、10月から米ツアーに復帰する予定だが渡米前に4月の地震で大きな被害が出た熊本を訪れることが決まった。日本ゴルフツアー機構(JGTO)の慈善活動に参加し今月26日に熊本市内の小学校で子供たちとスナッグゴルフをプレーする。

 石川は11年東日本大震災後にも宮城県石巻市の門脇小学校を慰問。当時出会った子供たちとは交流を続けている。熊本地震にも心を痛めており今回の訪問を決断した。被災地の子供たちに勇気を与えるため最後まで諦めない姿勢を貫く。

 ツアー14勝のうち逆転優勝は4回。5打差をひっくり返せば10年中日クラウンズの6打差に次いで自身2番目の逆転劇となる。「5打差は全く分からない。前半を終わって3打差に詰められれば」とシナリオを思い描いた。

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