江里菜“自己採点”で集中できた 3差5位に急浮上

[ 2016年9月4日 05:30 ]

9番、チップインバーディーにガッツポーズして喜ぶ原江里菜

ゴルフ5レディース第2日

(9月3日 北海道美唄市 ゴルフ5カントリー美唄コース=6364ヤード、パー72))
 49位から出た原江里菜(28=NEC)が7バーディー、ボギーなしの65をマークし、通算6アンダーの138で首位と3打差の5位に急浮上した。先週からその日のラウンドを点数化し、ノートに書き記す“自己採点”を開始し、プレー中の集中につなげた。鈴木愛(22=salesforce)、穴井詩(28=ゴルフ5)、申ジエ(28=韓国)が通算9アンダーで首位に並んだ。

 インスタートの“裏街道”から原がリーダーボードを駆け上がった。先週の高速グリーンと今週のギャップを埋めるため、開幕前はロングパットの練習に時間を割いたことが奏功。後半の3番から3連続バーディーを奪うなどこの日は合計22パットで、最終9番はグリーン左手前からダメ押しのチップインバーディー。「ピンチが入ってくれた」と満足そうだった。

 先週、森守洋コーチの紹介で、メンタル面を指導する佐々木信也氏と話す機会があった。男子の世界ランク1位のデーもその手法を取り入れるという同氏からの助言で、以前からつけていたゴルフノートにラウンド後の自己採点を加えるようになった。現在の課題は「今、ここに集中すること」。これまではミスを引きずってミスの連鎖を生んでいたが、「この2週間は集中できている」。課題をクリアできたら自己採点は高くなる。この日は前日より20点アップの60点だった。

 65は今季のベストスコアで、「久々にビッグスコアが出て気持ち良かった」とニッコリ。「最終日は萎縮しないでやりたいし、それを繰り返していかないと優勝に近づかないから」。会心のゴルフができれば、きっとノートに記す自己採点は100点になる。

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2016年9月4日のニュース