萩野 瀬戸抑え3度目V 400個メでもガチンコ対決

[ 2016年9月4日 05:30 ]

男子200メートル個人メドレー決勝 1分57秒13で優勝した萩野公介。奥は2位の瀬戸大也

水泳日本学生選手権第2日

(9月3日 東京辰巳国際水泳場)
 競泳男子200メートル個人メドレーは、リオデジャネイロ五輪の同種目銀メダリスト・萩野公介(22=東洋大)が1分57秒13で2年ぶり3度目の優勝を果たした。五輪後初の個人種目で、瀬戸大也(22=早大)とのライバル対決を制した。4日は五輪で金メダルを獲得した400メートル個人メドレーに出場する。

 全力で泳いだのは75メートルまでだった。リオ五輪後、初めて個人種目に出場した萩野は、200メートル個人メドレーの35分後に行われる400メートルメドレーリレーを見据えてスタミナを温存した。「リレーのためにだいぶゆっくり泳いだ」と言いながらタイムは1分57秒13。「最後までいっていれば(1分)54秒台は軽く出た。もったいないことしたかな」と自身の持つ1分55秒07の日本記録更新に自信を深めた。バタフライも背泳ぎも自身の感覚以上にスピードがある。この日、リレーのために個人メドレーで力を使わなかったのは瀬戸も同じ。4日の400メートル個人メドレーでは同学年ライバルのガチンコ対決に期待が懸かる。「前半で決着をつけるくらいの勢いで泳ぎたい」と萩野。金メダルを獲得した種目で王者の貫禄を見せつける。

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2016年9月4日のニュース