綱取り稀勢、カド番琴奨 ともに動き軽快 二所ノ関一門の連合稽古

[ 2016年9月3日 15:19 ]

 大相撲秋場所(11日初日・両国国技館)に向けた二所ノ関一門の連合稽古が3日、東京都江東区の尾車部屋で始まり、綱とりの大関稀勢の里と、かど番の大関琴奨菊が関取衆との申し合いで軽快な動きを見せた。

 稀勢の里は小結魁聖らと14番取り13勝。得意の左おっつけからの左四つで何度も寄り切った。横綱日馬富士に全敗した2日の稽古総見とは見違える内容で「修正がいい具合にはまり、乗ってきた」と満足そうだった。見守った二所ノ関親方(元大関若嶋津)は「体は張っているし大きくなった。期待している」と話した。

 左膝などの負傷で先場所途中休場した琴奨菊は幕内松鳳山らと11番取った。前に出る圧力は健在で10勝したが「まだ調子は良くない。膝が80パーセントぐらいの調子でも勝てる相撲を探っている」と納得はしなかった。

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2016年9月3日のニュース