ジョコ 今度は相手が途中棄権…3試合3時間余りで10年連続16強

[ 2016年9月3日 06:18 ]

思わぬ形で16強入りを決めたジョコビッチ(AP)

 テニスの全米オープン第5日は2日、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われ、世界1位のノバク・ジョコビッチ(29=セルビア)が、思わぬ形で10年連続の16強入りを決めた。

 ユージニー(ロシア)との3回戦は、第1セットを4―1とリード。ここでユージニーがタイムアウトを要求して左足の治療を受けた。次のゲームはユージニーが普通に取ったものの、唐突に主審に試合続行不可能を告げて途中棄権。わずか32分で試合終了となり、観客からは不満の声を漏れた。

 ジョコビッチは2回戦もベセリー(チェコ)の棄権で戦わずして勝ち上がっており、2戦連続の棄権勝ち。「何と言っていいか。こういう状況は経験したことがない。ミハイル(ユージニー)には早くケガを治してもらいたい」と語ったジョコビッチ。ここまでの3試合で要した時間はわずか3時間余りだ。

 左手首に不安を抱えるだけにこれ以上ない形での4回戦進出となった。

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