ソフト日本 完封発進!先制弾の山田「一戦一戦が東京につながる」

[ 2016年9月3日 05:30 ]

<日本・チャイニーズタイペイ>勝利に喜ぶ日本ナイン

ソフトボールジャパンカップ2016 1次リーグ 日本6―0台湾

(9月2日 高崎市城南)
 ソフトボール女子の国際大会「ジャパンカップ2016」(スポニチ後援)が2日、群馬県高崎市の城南野球場で開幕した。6大会ぶり2度目の優勝を目指す日本は1次リーグ初戦で台湾と対戦。08年北京五輪で四番を務めた山田恵里(32=日立)の本塁打で先制した日本は、計10安打で6得点。2投手による継投で台湾を1安打に抑え、6―0で快勝発進した。大会は米国、オーストラリアを加えた4カ国が出場。総当たりの1次リーグの上位2カ国が最終日に決勝を行う。

 20年東京での開催が決まって最初の得点は、北京五輪の決勝で本塁打を放った山田のバットから生まれた。高めのボールを逆方向へ放り込んだ先制弾。これを“号砲”とし、打線は10安打6得点と爆発。福田監督も「フォームを改造しているようでどうかな?と思っていたけど、さすがの集中力ですね」と絶賛した。

 「30代もまだまだ頑張ってると伝えたかった。体力は落ちてる部分もあるけど、柔軟性を強化したり、何か進化していきたい」。今年の代表メンバーで五輪経験者は上野と山田の2人だけ。故障で離脱していたエースの分も、チームを鼓舞し続けたのが山田だ。この日は快勝の裏で日本らしからぬ3エラー。「こういう試合で結果を残していかないと五輪の代表には残れない。一戦一戦が東京につながっている」と引き締めた表情は、若手への厳しい視線も含まれていたはずだ。

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2016年9月3日のニュース