日馬 豪栄圧倒!8度目賜杯王手も「明日は明日の風が吹く」

[ 2016年7月24日 05:30 ]

上手投げで豪栄道(左)を下す日馬富士

大相撲名古屋場所14日目

(7月23日 愛知県体育館)
 日馬富士が8度目の優勝に王手をかけた。豪栄道を豪快な上手投げで転がし「がっちりまわしを取りましたから。全身全霊でとりました」と充実感を漂わせた。

 最初の立ち合いは不成立。2度目の立ち合いで右を差されて押し込まれ、強烈な引き技に落ちそうになった。しかし、前のめりになりながら右下手を取ると、左上手も休まず取り形勢逆転。相手の投げにも冷静に対処した。

 一瞬の隙を突いて有利な形に持っていく技術は軽量横綱の真骨頂。土俵下にいた藤島審判長も「力の差を見せつけた」と評した。

 白鵬との千秋楽結び決戦に勝てば文句なしの優勝。負けると稀勢の里、貴ノ岩との優勝決定戦になる可能性もあるが「明日は明日の風が吹く」と平常心を崩さなかった。

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2016年7月24日のニュース