宇良　先場所上回る１１勝「予想以上の成績」

大相撲名古屋場所千秋楽

（7月24日 愛知県体育館）
　十両の宇良が幕内経験者の東龍を会心の相撲で破り、１１勝目を挙げた。新十両だった先場所の１０勝を上回った。

　立ち合いからうまく潜り込み、相手が攻めあぐねて動きがとまると、右腕を返されながらもかまわず前に出て止まらずに寄り切った。

　１０日目に右足首を負傷も、無事に１５日間を取り切った宇良。「途中、ハプニングがあったけど、やっと終わりです。予想以上の成績。優勝にも途中までからむことができた」と、ほっとしていた。

　期待される新入幕については「入りたいですね」。来場所へ向けては「（課題は）あります。反省して次の場所に生かしたい」と話した。

　西十両８枚目での１１番。来月下旬に予定されている番付編成会議が注目される。