リオパラ大会もロシア資格停止手続き…IPC 8月上旬に結論

[ 2016年7月24日 05:30 ]

 国際パラリンピック委員会(IPC)は22日、ロシアの国家ぐるみのドーピング問題を巡り、電話による緊急理事会でリオデジャネイロ・パラリンピック(9月7日開幕)への参加の可否を審議し、ロシア・パラリンピック委員会の資格停止処分に向けた手続きを開始したと発表した。8月上旬に結論を出す予定。

 世界反ドーピング機関(WADA)の調査チームが18日に公表した報告書によると、12~15年に陽性反応を示したロシアのパラリンピック選手の35検体が陰性と虚偽報告された。IPCはロシアには弁明の機会を与え、処分が不服の場合は21日以内に提訴できるとした。

 国際オリンピック委員会(IOC)は、24日にロシアのリオ五輪参加の可否を緊急理事会で協議するが、今回のIPCの動きが、IOCの結論に影響を及ぼす可能性がある。IPCのフィリップ・クレーブン会長(英国)は「報告書で想像もできないスケールのドーピングが明らかになり、調査結果に深刻な懸念がある」との声明を出した。

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2016年7月24日のニュース