キンクミよ大志を抱け!3差5位、甲子園出場母校クラークに続く

[ 2016年7月24日 05:30 ]

18番、バーディーを奪いガッツポーズの金田

女子ゴルフツアー センチュリー21レディース第2日

(7月23日 静岡県伊豆の国市 伊豆大仁カントリークラブ=6553ヤード、パー72)
 第1ラウンドの残りと第2ラウンドが行われ、第2ラウンドで69をマークした金田久美子(26=スタンレー電気)が通算3アンダー、141で首位と3打差の5位に浮上した。母校のクラークが北北海道代表として甲子園出場を決めたばかり。後輩の活躍に刺激を受け、5年ぶりのツアー2勝目を狙う。第1ラウンドで66を出し首位発進の木戸愛(26=ゼンリン)は第2ラウンドで72も、通算6アンダーで首位をキープした。

 北の大地から届いた吉報に金田が発奮した。1番でカラーから3パットする最悪の出だしも、4番で7メートルのバーディーパットを入れると息を吹き返した。15番ではカラーから15メートルをねじ込みスコアを伸ばすなど、69をマーク。「ボギーが来ても気持ちを切らさずできた」と首位と3打差の逆転圏内に飛び込んだ。

 開幕前日の21日に母校のクラークが甲子園出場を決めた。卒業時には3日間で100枚のリポート提出を課せられた苦い思い出も、「ゴルフを思いっきりやることができた」と通信制の利点を最大限に生かしたことでプロの礎を築いた。

 「甲子園は屋根がないからテレビ観戦にするけど、絶対応援する。1勝したら凄いことだよね?」。気持ちは早くも甲子園へ飛んでいるが、まずは自分のことが先決。聖地行きを決めた後輩に続く5年ぶりの勝利を狙う。

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2016年7月24日のニュース