美香&敏京組 イングランドから1勝!予選R最終日は米国と激突

[ 2016年7月24日 05:30 ]

英国に1アップで勝利して喜ぶ宮里美(左)、野村組

米女子ゴルフツアー インターナショナル・クラウン第2日

(7月22日 米イリノイ州ガーニー メリット・クラブ=6668ヤード、パー72)
 1次リーグ3位から出たB組の日本はイングランドと対戦し、1勝1分けで勝ち点3を積み上げ、通算4点でタイと並んで同組2位に浮上した。宮里美香(26=NTTぷらら)、野村敏京(23=フリー)組が1アップで今大会初白星を挙げ、勝ち点2をもぎ取った。渡辺彩香(22=大東建託)、鈴木愛(22=salesforce)組はオールスクエアで引き分け、勝ち点1を獲得した。1次リーグ最終日の23日は同4位で地元の米国と激突する。

 1アップで迎えた最終18番。先にイングランドのリードが手前カラーから7メートルのバーディートライを沈めた。日本もバーディーを奪わなければ引き分けとなるところだったが、野村がピン手前から2メートルのバーディーパットをしっかり沈めてガッツポーズ。エースとキャプテンの宮里美ががっちり抱き合った。

 この日はイングランドのエース、ハルが体調不良で不在。相手はリード1人で戦うことになったが、宮里美は「逆に1人だったから気が抜けなかった」という。2アップで迎えた12番で相手にバーディーを奪われ1アップとなり、13番はリードが第2打を直接放り込んでイーグル。オールスクエアに戻された。互いに譲らず迎えた17番で野村がピン左手前から4メートルを決めて1アップに。そして、最終18番をしのいだ。

 前夜はホテル近くの日本料理店でキャディーやマネジャーら関係者も交えた決起集会を敢行した。さらに、前日はグリーン上でコミュニケーション不足だったことを反省。この日は互いにラインを読み合う回数も増え、「しっかり会話できた」とうなずき合った。

 予選ラウンド最終日は地元米国と戦う。再び同じペアで激突するが、野村は「3日目も勝つし、最終日も勝つ」と力強く活躍を誓った。

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2016年7月24日のニュース