リオ五輪 取材記者の切なる願い“大会前後”も安全な町にして!

[ 2016年6月27日 14:15 ]

 「大会期間中」だけでなく「大会前後」も徹底してほしい。リオデジャネイロ五輪の警備のことだ。先日、麻薬組織とみられる武装グループが病院を襲撃するという衝撃ニュースが飛び込んできた。現地に取材へ行く記者からすれば、恐ろしすぎる話である。

 メディアセンターでさえ盗難が発生する可能性もあると聞いた。米国でもロシアでも、デスクに置きっぱなしだったパソコンを、肌身離さず携帯しないといけないのか。取材を終えてデスクに戻ったらコードが盗まれていたなんてことがあったら充電ができない。そんなことも考えてしまう。歩きスマホは言語道断。路上で知り合いが襲われても、助けようと思わず逃げよう。それが身のためなのだとか。

 何でそんな場所でやるの?って世界中の人が思っているはず。そんな状況にもかかわらず、大会組織委の広報が「“大会期間中”のリオは世界で最も安全な町になることは確実だ」などと訴えた。A型、B型肝炎に続いて黄熱病、さらには狂犬病の予防接種。もうこれ以上、痛い思いはしたくない。(記者コラム・宗野 周介)

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2016年6月27日のニュース