東海大、全日本学生団体戦V ベイカーはリオへ無理せず不出場

[ 2016年6月27日 05:30 ]

 団体戦で争う柔道の全日本学生優勝大会最終日は26日、東京・日本武道館で体重無差別の7人制による男子が行われ、東海大が日大との決勝を3―1で制して2年ぶり21度目の優勝を飾った。リオ五輪男子90キロ級代表のベイカー茉秋(4年)を右肩のケガで欠きながらも、準決勝で国士舘大を下し、決勝も主将の小原拳哉(4年)の活躍などで盤石の戦いぶり。昨年は筑波大に敗れて8連覇を逃したが、再び頂点に立った。

 ベイカーは、あと1カ月余りとなった五輪に向けて大事を取った。5月のマスターズ大会で亜脱臼した右肩は「五輪後に手術するかもしれない」という状態。強行出場もできたが、東海大の上水監督は「最後は私が判断した」と五輪を優先した。ベンチで試合を見守ったベイカーは「大学最後の年にチームに貢献したかったけれど、五輪に向けていい刺激をもらった」と仲間に感謝していた。7月から乱取りを再開し、スペインでの国際合宿にも参加する予定だ。

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2016年6月27日のニュース