日本女子も五輪逃す 不出場は96年以降初 西堀「遠いな…」

[ 2016年6月27日 05:30 ]

ビーチバレー リオデジャネイロ五輪アジア4次予選最終日

(6月26日 オーストラリア・ケアンズ)
女子の日本は3位決定戦で中国に0―2で敗れて世界最終予選に進めず、男子に続いて五輪出場を逃した。日本が男女そろって本大会に出られないのは1996年アトランタ五輪で正式種目になって以来初めて。日本は西堀健実、溝江明香組(トヨタ自動車)で臨んだ第1戦を1―2で落とし、第2戦も石井美樹(湘南ベルマーレ)村上めぐみ(オーイング)組が0―2で敗れた。

 日本女子は中国に食らいついたが力尽き、2大会続けて予選で敗退した。第1試合を落とした西堀、溝江組は続く石井、村上組の敗戦を硬い表情で見つめ、試合後の選手たちは涙を見せた。34歳の西堀は「五輪という舞台に立つのは近くて遠いなと実感している」と努めて冷静に話した。若手の台頭が進まない日本はこれで男女そろって予選敗退。女子は今回の代表4人中、身長が最も高いのは25歳、溝江の1メートル76。溝江は「私たちは高さが圧倒的に足りていない。スマートな頭脳をもっと培っていきたい」と課題を挙げた。

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2016年6月27日のニュース