清水キャディー通算単独最多３３勝！２２歳から一筋、ボミも絶賛

１８番、イ・ボミに指示する清水キャディー

女子ゴルフツアー　アース・モンダミン・カップ最終日

（6月26日 千葉県袖ケ浦市　カメリアヒルズカントリークラブ＝６５４１ヤード、パー７２））
　イ・ボミのバッグを担いだ清水重憲キャディー（４１）が通算３３勝目を挙げ、尾崎将司を支えた佐野木計至氏の通算３２勝を上回り単独の最多勝キャディーとなった。「実感がない。そんなに勝たせてもらったんだなあ」と感慨深げに話した。

　近大付高野球部出身で近大卒業後、２２歳でキャディー生活に入った。田中秀道とともに戦った９８年アイフル・カップで初勝利。０７年には賞金王、賞金女王になった谷口徹、上田桃子をサポートして不動の地位を築いた。

　イ・ボミとのコンビで１３勝目になる。前日は風対策として５Ｉを入れたが、最終日は５Ｉを抜いて４８度のウエッジを入れることを進言。８番パー５ではそのウエッジで打った第３打が１メートルに付いてバーディー。「キャディー冥利（みょうり）に尽きる」と胸を張った。イ・ボミからは「ゴルフが楽しくなったのは清水さんのおかげ」と絶賛された。今後の目標を訪ねると「五輪の舞台を味わってみたい。韓国代表になるから複雑なんだけど」と豪快に笑った。