“本命”藤光、負傷で6位…3枠目の選出は不透明に

[ 2016年6月27日 05:30 ]

レースで負傷した藤光は車いすで運ばれる

陸上日本選手権最終日

(6月26日 愛知・パロマ瑞穂スタジアム)
 男子200メートルの本命と思われた藤光はアクシデントに泣いた。直線に入る前に左太腿裏に痛みを感じ失速。20秒77で6位に沈んだ。

 医務室から車椅子に乗って姿を見せ「正直悔しい。準備を急いで体が間に合わなかった」と淡々と話した。2位高瀬は五輪代表が確実。藤光も高瀬同様に日本陸連の五輪派遣設定記録を切っていたため、3位以内なら初代表が確実だったが、3位・原が20秒33の好タイムだったこともあって3枠目は不透明になった。

 日本陸連の麻場強化委員長は「(ケガで)判断ができないような状況なら追加(選出)もある。理事会がどう判断するか」と、27日の発表で3枠目を選ばない可能性を示した。

 ▽リオ五輪への道 個人種目の出場枠は最大3。日本陸連が定めた派遣設定記録の突破者で日本選手権8位以内の最上位は自動的に代表になり、国際陸連の参加標準記録到達者が日本選手権で優勝した場合も代表に決定。日本選手権で派遣設定突破者は8位以内、参加標準到達者は3位以内で代表入りに前進する。きょう27日に理事会で選考され、同日に発表される。

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