片山、リオ五輪に望み 出場権争う池田かわし12位フィニッシュ

[ 2016年6月27日 05:30 ]

1番でバーディーを奪い声援に応える片山

男子ゴルフツアー ISPSハンダグローバルカップ最終日

(6月26日 石川県羽咋市 朱鷺の台カントリークラブ=6834ヤード、パー71)
 片山晋呉(43=イーグルポイントGC)が66で回り通算11アンダー、273で12位に入った。世界ランクは日本人3番手の94位。世界ランク上位2人に与えられる五輪出場へ望みをつないだ。平塚哲二(44=甲賀CC)が5位で上位11人中、唯一の日本勢。通算17アンダーの朴ジュンウォン(29=韓国)はエミリアノ・グリジョ(23=アルゼンチン)とのプレーオフを1ホール目で制し、日本ツアー初勝利を挙げた。

 片山が五輪出場へ望みをつなぐフィニッシュだ。ボギーなしで5バーディーを奪取。66を出し、五輪出場で争う23位の池田をかわす12位に食い込んだ。

 「初日、99位スタートからだから、良かったよ。もうちょっと(初日に)ちゃんとやっておけって思うよね」。ミズノオープンでラフから打った際に左肘を痛め、患部には湿布を貼った状態でプレーを続けた。それでも初日以外は60台でまとめ、コメントには明るさが漂った。

 世界ランクは日本人3番手の94位。五輪の2週前の全米プロ選手権の出場権を得られる可能性もあり「メジャーか五輪かの選択をしないといけないかもしれないし、まだ分からない」と明言は避けたが、五輪出場に必要な手続きは済ませている。しかも最近、父・太平さん(故人)が1964年の東京五輪で聖火ランナーをしている写真を発見。「(五輪に縁を)感じたよね」と43歳の永久シード保持者の心がくすぐられた。世界ランクに基づく五輪のメンバー決定は7月11日。残り2試合、日の丸を背負うことを夢見て、ベストを尽くす。

続きを表示

2016年6月27日のニュース