女子バレー 真鍋監督に危機感「間違いなく14人の総力戦になる」

[ 2016年5月20日 14:07 ]

カザフスタンに勝利し、真鍋監督(左)とタッチを交わす古賀

 リオデジャネイロ五輪の出場権を懸けたバレーボール女子の世界最終予選兼アジア予選(東京体育館)で、世界ランキング5位の日本はきょう20日午後7時から同7位のドミニカ共和国と対戦する。

 18日にタイに最終セット6―12から逆転勝利して、3勝1敗(4位)の日本。ここからの終盤3連戦はドミニカ共和国、イタリア、オランダと高さのある強国との対戦が続く。最初に対戦するドミニカ共和国はロンドン五輪ベスト8の実力国だ。ただ、今大会ここまで4連敗で五輪出場が絶望的となっている相手だけに、日本としてはこの試合を落とすわけにはいかない。

 日本は負けた韓国戦、苦しんだタイ戦といずれも、武器であるサーブとサーブレシーブが低調だった。真鍋監督も「相手をサーブで崩し、サーブレシーブを安定させることが重要な鍵」と再確認する。サーブレシーブで重要な役割を担うレシーバーの座安は「自分は守備固めとして入っているので、雰囲気やリズムをプラスに向けて、チームを勝利に導けるように頑張りたい」と話した。もしドミニカ共和国に負けるようなことになれば、リオへの道はかなり険しいものになる。指揮官は「間違いなく14人の総力戦になる」と危機感たっぷりだ。

 ▽バレーボール女子のリオデジャネイロ五輪への道 8チームの総当たり戦で(1)アジア4チームの中の最上位チーム(2)その他7チームの上位3チーム、に入れば出場権が与えられる。五輪出場は12チームで、既にブラジル、中国、セルビア、ロシア、アルゼンチン、米国、カメルーンが出場権獲得。世界最終予選のプエルトリコ大会(5月20~22日)でもう1チームが決まる。

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2016年5月20日のニュース